ポール・キングは、1991年に『ピアッシング・バイブル』の著者であるエレイン・エンジェルのもとで、1年半のピアッシング修行を積み、そのキャリアをスタートさせました。彼はGauntletの3店舗すべてで経験を積み、そのうち2店舗でマネージャーを務めました。1993年からはボディモディフィケーションに関する講演を各地で行い、専門家としての知見を広めています。またカリフォルニア大学バークレー校では、人類学の学士号を最優秀の成績で取得し、さらにGauntletの創設者ジム・ワードから「マスターピアッサー」の称号を授与されています。1999年には、サンフランシスコにピアスとタトゥーのショップ「Cold Steel」をオープンし、現在も精力的に活動中です。また、2008年からは、非営利団体アソシエーション・オブ・プロフェッショナル・ピアサーズ(APP)の財務担当理事として組織運営にも携わっています。さらに2014年には、ボディピアッシングの歴史や文化を記録・保存するための「ボディピアッシングアーカイブ(BPA)」を設立し、毎年テーマを設けた展示会を開催しています。最近では、2022年に『Alan Oversby: Documentary Evidence』を、2024年には『Reshaping Desire: Ethel and William Granger’s Astonishing Tale of Piercing and Corseting』を出版し、業界の歴史を後世に伝える活動を続けています。
今回のイベントでは、以下の講演を行います。
・欧米でのピアッシングの歴史を振り返る - 70年代〜80年代
・欧米でのピアッシングの歴史を振り返る - 90年代以降
講演では、最新の発見や貴重な資料を通じて、現代における欧米のボディピアッシングの歴史を深く掘り下げていきます。ポールの豊富な知識と経験に触れるこの貴重な機会を、ぜひお見逃しなく。
「サラ」の愛称で知られるヘスス・カバナスは、2000年代初頭にカナリア諸島でプロフェッショナルピアッサーとしてのキャリアをスタートさせました。その後は技術の向上を目指し、世界中を旅して業界の先駆者たちから学び続けてきました。
2007年にアメリカを初めて訪れた後、看護学を専攻し、衛生技術や疼痛療法、麻酔に特化した知識を深めました。また、この期間中に各国で教育活動も積極的に行い、知識と技術を広めてきました。
2012年にはノルウェーのオスロに拠点を移し、1998年に設立されたヨーロッパ初期のAPP加盟スタジオであるPinpoint Piercingのオーナー、クリスティアン・ロブラフトと協力して活動を始めました。
現在、サラはAPPのシニアスピーカーとして、アメリカ、スペイン、ドイツ、ポーランド、スウェーデン、イギリス、アルゼンチン、ブラジル、イタリア、メキシコ、インドなど、世界各地のカンファレンスで講演を行っています。また、2015年にはAPPE(スペインプロフェッショナルピアサーズ協会)の共同創設者として活動を開始し、現在も副会長、国際連絡担当、およびスペインでの年次カンファレンスのオーガナイザーとして活躍しています。
今回のイベントでは、以下のワークショップを予定しています。
伝統的でありながら、現代に新たなトレンドとして注目されているゴールド素材のピアス。このワークショップでは、適切なゴールドジュエリーの選び方を通じて、市場の開拓や自身の技術を最大限に活かす方法を深く掘り下げます。さまざまなピアッシングテクニックを紹介する映像も交え、活気あふれる参加型のセッションをお楽しみください。
世界中のプロフェッショナルが提供した数多くのコツと裏技を紹介します。ピアッシングの現場で役立つ細かいテクニックや知識を学び、作業をよりスムーズに進めるための方法をお伝えします。
セプタムピアスに対する不安は、ピアッサーなら新人からベテランまで誰もが抱えるものです。このワークショップでは、その不安を解消するために、プロセスを簡略化し、よりスムーズに進めるための技術を実演します。実践的なサポートを通じて、より安心して取り組めるようにします。